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2026年の年始メッセージ

2026年の年始メッセージ

明けましておめでとうございます。
1月9日にこの記事を公開するのは少し遅いかもしれませんが、新年のご挨拶を兼ねて、最近考えていることを書いてみようと思います。

私が見落としているだけかもしれませんが、「干支から干支へと変化していく動画」という表現は、AI動画生成がここまで一般化してきた今でも、意外と多く見かけない表現だなと感じました。

AI動画は「リアル」である必要があるのか?

漫画の有名なセリフに、
「王には王の、料理人には料理人の資質がある」
という言葉がありますが、これはAI動画にも当てはまると思っています。

近年、AI動画といえば「実写と見分けがつかないほどリアル」「現実と区別がつかない表現」といった方向性が、技術的な進化として語られることが多くなりました。

もちろん、そうした超リアルな表現が求められる場面もありますし、技術的に大きな進歩であることは間違いありません。

ただ個人的には、少し「AIらしさ」が残っている動画の方が、AI動画ならではの魅力を素直に活かせるケースも多いと感じています。

「ああ、AIだな」と分かる表現の価値

どこか不思議で、少し違和感があって、「ああ、これはAIだな」と分かる質感や動き。

それは欠点ではなく、むしろ表現上の個性だと思っています。

少し極端な例ですが、ジビエ料理のように、過度に処理せず、その素材感を楽しむ——そんな感覚に近いかもしれません。

AI動画も同じで、「AIっぽさ」を消しきるのではなく、あえて残すことで成立する表現も確実に存在します。

ビジネスで現実的に使われるAI動画の形

もちろん、これは案件や目的によって変わります。

実際のビジネスシーンでは、ベースは実写で撮影し、足りない表現や演出をAI動画で補完する、という使い方がもっとも現実的で、今後も主流になると考えています。

一方で、最初から「これはAIで作る動画です」と割り切った企画であれば、AIらしさを前面に出した方が、かえって印象に残るケースもあります。

AIだからこそ成立する「変化」の表現

今回の動画で意識したのは、現実ではありえない変化を、連続的に見せることです。

思い返すと、「AからBへと変化する映像表現」は決して新しいものではありません。
昔からモーフィングという技術が存在していました。

象徴的なのは、マイケル・ジャクソンの「Black or White」のミュージックビデオのラストシーンです。
さまざまな人種や性別の顔が、シームレスに切り替わっていくあの映像は、当時としては非常に革新的でした。

個人でも「どうやって作っているのか分からない映像」が作れる時代

30年以上前は、高度な技術、専門的な知識、大規模な制作体制があって初めて実現できた表現でした。

それが今では、アイデアさえあれば、個人レベルでも形にできる時代になっています。

「これ、どうやって作っているんだろう?」と思わせる映像を、試行錯誤しながら作れる。
これは、クリエイティブにとって間違いなく良い時代だと感じています。

趣味からビジネスへ、AI動画のこれから

最初は単なる興味や遊びとして始めた表現でも、磨いていけばクリエイティブになり、評価され、仕事につながる可能性も十分にあります。

AI動画は「人の仕事を奪うもの」ではなく、人の発想や表現を拡張するための道具として、今後さらに自然に使われていくはずです。

おわりに

この動画をきっかけに、自分自身も、表現も、そして世の中も「化けていく一年」になればいいなと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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