日進月歩で進化するデジタルデバイス。最新のiPhone 17(仮)などでは、エントリーモデルでも256GBの容量が当たり前になりつつあります。
「そんなに何に使うの?」と感じる方もいるかもしれませんが、写真や動画の高画素化、音楽・映画のサブスク配信、そして電子書籍。あらゆるデータがリッチ化する現代において、256GBですら「十分」とは言えなくなってきているのが現実です。
知っている人は知っている。知らない人は覚えてね。
これはパソコンでもスマホでも共通の真理ですが、ストレージの空き容量がいっぱいになると、デバイスの動作は極端に重くなります。 人間も食べ過ぎたら動きが鈍くなりますよね。
一般的に、ストレージの空きが全体の5%未満になると、システムが不安定になるなど、「やばい」状態です。
もちろん、現在64GBや128GBのiPhone・iPadを現役で使っている方も多いと思います。先日ご相談を受けたクライアント様のiPadも64GBでした。
消しても減らない「システムデータ」の謎
そのiPadで起きていたのが、**「写真やアプリを消しているのに、空き容量が増えず、なぜか『システムデータ』ばかりが溜まっていく」**という現象です。
いわゆるキャッシュ(一時データ)が肥大化している状態で、これを刷新してデバイスを正常な状態に戻すには、iOSのアップデートが必要になります。
ここが落とし穴:容量不足でアップデートできない
しかし、iOSのメジャーアップデート(例:iOS 17からiOS 18)には、非常に大きな空き容量が必要です。今回問題となったアップデートファイルは、なんと10GB以上もありました。
ストレージが満杯の状態では、デバイス単体(OTA:Over-The-Air)でのアップデートを実行するための「アップデートファイルのダウンロード」すらできません。まさに、**「アップデートしたいのに、アップデートするための容量がない」**というデッドロック(行き詰まり)状態です。
解決策:PC(Mac/Windows)のパワーを借りる
このデッドロックを打破する、唯一にして確実な方法があります。それがPCに接続してアップデートすることです。
この方法では、アップデートファイルをPC側にダウンロードし、PCを経由してiOSを書き換えるため、iPhone側の空き容量がわずかでもアップデートが可能です。
手順
- iPhoneとPCをケーブルで接続する。
- Mac(macOS Catalina以降)の場合: Finderのサイドバーでデバイスを選択します。 Windows/古いMacの場合: iTunesを起動し、デバイスアイコンをクリックします。
- 「このコンピュータを信頼しますか?」 というポップアップが出たら、iPhone側で「信頼」をタップし、パスコードを入力します。
- 「アップデートを確認」 をクリックします。
- 「ダウンロードしてアップデート」 をクリックし、画面の指示に従います。
これで、PCがiOSファイルをダウンロードし、iPhoneを新しいOSに書き換えてくれます。アップデート完了後、溜まっていた不要な「システムデータ」も整理され、デバイスが軽くなることが期待できます。
重くなって容量がいっぱいでアップデートできないとき、ぜひお試しください。
